ツイステのアズール・アーシェングロットといえば、頭が切れて商売上手。
オクタヴィネル寮の寮長を務めながら「モストロ・ラウンジ」を経営し、いつも余裕のある態度を見せていますよね。
しかし、そんな現在のアズールからは想像しにくいほど、幼少期の彼は強いコンプレックスを抱えていました。
そして、この過去は「努力家」「負けず嫌い」「成功への執着」といった現在のアズールにつながっている重要な部分です。
この記事では、アズールの幼少期はどんな子だったのか、なぜ努力家になったのか、現在も残っているコンプレックスまでまとめていきます!
アズールの過去とは?幼少期は今とかなり違った
現在のアズールは、成績優秀で魔法にも長け、さらに自分で店を経営するほどの人物です。

しかし、最初から何でもできたわけではありません。
3章「深海の商人」で明かされた過去を見ると、幼少期のアズールは現在とはかなり違う少年だったことがわかります。
幼い頃のアズールはふっくらした体型だった
幼少期のアズールは、現在よりもかなりふっくらした姿だったといいます。

オバブロ後の回想シーンでエピソードが見られます。
ここで重要なのは単純に「昔と見た目が違う」ということではありません。
アズール本人が昔の自分を強く意識していることです。
現在の彼が食事や体型管理にかなり気を配っている様子を見ると、幼少期の経験が完全に過去のものになったわけではないこともうかがえます。
外見や不得意なことを周囲からからかわれていた
幼いアズールが抱えていた悩みは、体型だけではありません。
運動が苦手だったことなど、不得意な部分まで周囲からからかわれていました。
泣いた際に墨を吐いてしまうタコの人魚ならではの特徴も、彼にとっては嫌な思い出のひとつです。
今のアズールを見ると、他人に弱みを見せず、常に自信たっぷりに振る舞っているように見えますよね。
だからこそ、幼少期との違いがより際立ちます。
アズールは「昔から優秀だった人物」ではなく、笑われた経験や悔しさを抱えながら現在の自分を作り上げてきた人物なのです。
なお、アズールがタコの人魚であることや『リトル・マーメイド』のアースラとの共通点については、アズールの元ネタ考察記事でまとめています。
アズールはなぜ努力家になった?

幼少期に周囲からからかわれていたアズール。
しかしそれだけでは諦めませんでした。
むしろ悔しさをバネにして、徹底的に努力する道を選びます。

この「努力する力」こそ、現在のアズールを語るうえで欠かせない部分です。
悔しさをバネに勉強と魔法を徹底的に努力した
周囲から笑われた悔しさも原動力となり、アズールは勉強や魔法に打ち込むようになりました。
3章では、幼少期から膨大な勉強を続けてきたことが語られています。
現在のアズールが持つ知識や魔法の力は、何もしなくても手に入ったものではありません。
できない自分が嫌だったからこそ、人よりも努力した。ここがアズールというキャラクターの魅力的なところですよね。
もちろん、その原動力には「馬鹿にされたくない」「負けたくない」という感情も含まれていると思います。
それでも、実際に結果を出せるところまで努力を続けたこと自体には間違いありません。
現在のアズールにも努力の習慣が残っている
努力家としての一面は、現在のアズールにもはっきり残っています。
3章で生徒たちに配った「テスト対策ノート」もそのひとつ。
ただ答えを知っているのではなく、過去のテストを分析して対策を練るなど、かなり地道な作業をしています。
さらに、モストロ・ラウンジの経営でも売上や客の動きを考えながらさまざまな策を練っています。
一見すると何でも器用にこなしているように見えますが、その裏にはかなりの準備があります。
そして食生活についても無関心ではありません。
こうして見ると現在のアズールは、突然万能になったわけではなく、幼い頃から積み重ねてきた努力を今も続けていることがわかります。
「努力で自分を変えた」という意味でも、ツイステの中でもかなり印象的なキャラクターとなっています。
アズールが抱えているコンプレックス
努力によって成績も魔法も伸ばし、外見も大きく変わったアズール。
では、幼少期のコンプレックスもすべて克服できたのでしょうか?
昔の自分を今でも強く気にしている

アズールは現在でも、昔の姿を知られることを嫌がっています。
幼少期の自分について触れられたときの反応を見ると、本人にとっては「笑って振り返れる昔話」ではないことが伝わってきます。
努力して外見も能力も変わりましたが、昔の自分に対する恥ずかしさや劣等感そのものが完全に消えたわけではないのだと考えられます。

努力して成功したからといって、昔傷ついた気持ちまで全部なくなったわけではないようです。
アズールは強くなった現在でも、その記憶を抱えながら生きています。
自信家に見えるのに自己評価が低い?
現在のアズールは堂々としていて、交渉でも相手より一枚上手。
どちらかと言えば自信家にも見えます。
しかし3章終盤で追い詰められたときには、そんな表向きの姿とは違う一面が現れました。
努力して身につけたものや、契約によって他者から得た能力を失うことに強く動揺します。
ここからは考察になりますが、アズールにとって「能力を持っている自分」でいることは、ただ成功したいだけではなく、昔の弱かった自分に戻らないための支えでもあるのかもしれません。
だからこそ、誰かより優れていることや、自分の価値を証明することにこだわるのかもしれませんね。
表面的には自信家なのに、その奥には大きなコンプレックスがある。この二面性がアズールの魅力のひとつとなっています。
3章のオーバーブロットで過去の感情があふれ出した
アズールの過去と現在がもっとも強く結びついたのが、メインストーリー3章です。
アズールはユニーク魔法「イッツ・ア・ディール」でさまざまな相手と契約し、対価として他者の能力などを手に入れていました。
しかし、レオナのユニーク魔法によって大切な契約書を失ってしまいます。
それまで積み上げてきたものが一気に崩れ、アズールは追い詰められていきました。
すべてを失い「何もなかった自分」に戻る恐怖

契約書を失ったアズールが取り乱したのは、単純に計画を邪魔されたからだけではないように見えました。
幼少期のアズールは、自分に自信を持てず、周囲から笑われる存在でした。
そこから努力して知識を身につけ、魔法を磨き、さらに契約によって多くの能力を得てきました。
その積み重ねを一気に失ったことで、
「自分には何もない」という昔の感覚が再び表に出てしまったのではないでしょうか。
アズールが怖かったのは弱かった頃の自分?
アズールは成功するために、とにかく努力してきました。
その努力の根っこには「もう笑われたくない」という気持ちがあったように見えます。
だからこそ、積み上げたものを失うことは、ただ能力が減る以上に恐ろしかったのだと思います。
再び「何もできなかった昔の自分」に戻ってしまう。そんな恐怖まで一気に押し寄せた結果、感情が爆発したとも考えられます。
7章の夢にもアズールのコンプレックスが表れている?
そしてアズールの過去を考えるうえで興味深いのが、メインストーリー7章です。
7章では、それぞれのキャラクターが夢の世界に囚われていきます。
アズールの夢で描かれたのは、商売で大成功している自分、だけではありませんでした。
そこでは、現実では得意ではないスポーツでも活躍するアズールの姿が描かれています。
幼少期のアズールが運動面でもからかわれていたことを考えると、かなり意味深ですよね。
夢の内容がそのまま「本人が一番欲しかったもの」を表していると断定することはできません。
ただ、3章で描かれた過去と合わせて見ると、
苦手だったことすら克服し、誰からも笑われない自分が理想として夢に現れているようにも見えます。
7章まで追いかけることで、3章で描かれた幼少期の経験が現在の彼にも残っていることを改めて考えさせられました。

他のキャラの夢もとても興味深いので、7章未読の方はぜひ。
アズールの過去を知ると現在の印象が変わる

アズールだけを見ていると、「計算高い」「契約で人を利用する」「お金に細かい」などといった印象が強いかもしれません。
でも過去を知ると、少し見え方が変わります。
アズールは、自分の弱さを知っている人物です。
人から笑われる悔しさも、自分にできないことがある苦しさも知っています。
知識を身につけ、魔法を学び、外見にも気を配りながら今の自分を作り上げました。
もちろん、その結果として生まれた「何でも手に入れたい」という執着や、3章での行動まで肯定できるわけではありません。
それでも、現在のアズールが最初から完成された天才だったわけではないと知ると、印象はかなり変わりますよね。
そして個人的にアズールの魅力を感じるのは、努力して強くなったあとも完全無欠にはならなかったところです。
昔の自分を気にしたり、失うことを怖がったりする。そんな弱さを抱えたまま、それでも努力を続けています。
アズールの過去は、現在の彼を理解するために欠かせないエピソードだと思います。
まとめ
今回はアズールの過去についてまとめました。
幼少期のアズールは現在よりもふっくらした姿をしており、外見や苦手なことなどを周囲からからかわれていました。
しかし、そこで諦めるのではなく、悔しさをバネにして勉強や魔法を徹底的に努力。
その積み重ねによって、現在の成績優秀で抜け目のないアズールが作られていきました。
それでもなお努力をやめないところが、アズールの強さなのかもしれません。
完璧そうに見える現在のアズールを知ってから幼少期の回想を読み返すと、「この人、本当に努力したんだな……」と印象が変わりますよね。
過去を知ったうえでもう一度3章を見ると、アズールの言動も以前とは少し違って見えてくるのではないでしょうか?




