ツイステで、物語の最初から監督生と行動をともにしているグリム。
主人公の相棒としてあまりにも自然にそこにいるため忘れそうになりますが、グリムは出身地も家族も年齢も、正確な種族すらわかっていません。
公式サイトでも、現在グリムについて明かされているのは「主人公の相棒となる、魔法が使えるモンスター」ということまでです。
ところがメインストーリー6章では、S.T.Y.X.による検査からグリムが一般的な魔獣とはかなり異なる存在であることが見えてきました。
これまで食べ続けてきた黒い石や、ゲーム冒頭のチュートリアルに登場する謎の怪物など、物語開始時から残されている伏線もあります。

いちばん身近な相棒なのに、監督生はまだグリムが「何者なのか」すら知らないというところが少し怖く感じてしまいます。
この記事では元ネタやモチーフではなく、本編で判明している情報をもとに「グリムは何者なのか」を整理し、黒い石やファントム、怪物化との関係について考察していきたいと思います!
グリムの正体は何者?現在判明していること
結論からいうと、グリムの正体はまだ完全には明かされていません。
ただ、「何もわかっていない」という状態でもなくなってきました。
6章でS.T.Y.X.による検査が行われた結果、グリムについて次のような情報が判明しました。
| 判明していること | 内容 |
|---|---|
| 身体 | 魔獣と何らかの動物を魔法的に掛け合わせた存在 |
| 知能 | 人間と同等の思考能力を持つ |
| ブロット | 正確な蓄積量を測定できない |
| ブロットケア | 通常のケアで効果が見られなかった |
| 魔術 | 強烈で複雑な魔術が重ねがけされている |
| 古代魔術 | 1000年前の原始魔法クラスとされる魔術も含まれる |
つまりグリムは、単に「珍しい魔獣」というだけでは説明しきれない存在のようです。
公式では「魔法が使えるモンスター」
公式サイトでは、グリムは「主人公の相棒となる、魔法が使えるモンスター」と紹介されています。
本人は「大魔法士になる」ことを目指し、人間の言葉を話して監督生や生徒たちとも普通に意思疎通しています。
NRCでの生活にすっかり馴染んでいる一方、そもそも何という種族なのかという基本的な部分すら明確にはされていません。
6章で単なる魔獣とは言い切れないことが判明
グリムの正体を考えるうえで、特に重要なのが6章「冥府の番人」です。
S.T.Y.X.による検査では、グリムは魔獣と何らかの動物を魔法的に掛け合わせた存在と分析されています。
さらに、人間と同等の思考能力を持つことも確認されています。
ここで重要なのは、単に「魔獣の一種」と説明されているわけではないこと。
グリムの身体には少なくとも、魔獣とは別の何かが関係していることになります。
グリム自身も過去や年齢をよく知らない
さらに不思議なのが、グリム本人にも自分の出自について明確な記憶がほとんどないことです。
年齢や種族についてもはっきり説明できず、過去について語られる内容も断片的。
本来なら本人が知っていそうな情報まで曖昧なため、「なぜグリムは自分自身のことを知らないのか」という点も、正体につながる重要な謎だと考えられます。
グリムの6章の検査結果が異常すぎる

6章で明らかになったのは、グリムの身体の構造だけではありません。
むしろさらに気になるのが、ブロットと身体に施された魔術の異常さです。
ブロット蓄積量を正確に測定できない
S.T.Y.X.ではグリムのブロット蓄積量も調べられました。
しかし、正確な数値を測ろうとすると結果が大きく変動。
ファントム化した被検体と同等かそれ以上とも考えられる危険な数値が出たかと思えば、次にはほぼゼロに近い数値が出るという異常な状態でした。
さらに、ヒーリングルームでブロットケアを行っても効果が見られませんでした。
強烈で複雑な魔術が重ねがけされている
さらにグリムには、何らかの強烈な魔術が施された痕跡も見つかっています。
しかも一つではありません。
複雑な魔術が何層にも重ねがけされており、S.T.Y.X.の設備を使っても全体像の解析には非常に長い時間が必要とされています。
ここまで複雑な魔術が自然に発生したとは考えにくく、グリムの現在の状態に何者かが関わっている可能性が見えてきます。
1000年前の原始魔法クラスとされる古代魔術
さらに、重ねがけされた魔術の浅い階層だけでも、1000年前の原始魔法クラスとされる古い魔術が確認されています。
ただし、これは「グリムが1000年以上生きている」と判明したという意味ではありません。
1000年前に存在した系統の魔術を、後世の誰かが使用した可能性もあります。
そのため現時点で言えるのは、グリムには非常に古い系統を含む、正体不明の複雑な魔術が施されているというところまででしょう。
グリムは誰かに手を加えられた存在なのか

ここまでの検査結果を見ると、どうしても一つの疑問が浮かびます。
誰が、何のためにグリムへこれほど複雑な魔術を施したのでしょうか。
「魔法的に掛け合わせた」という検査結果
グリムは、魔獣と何らかの動物を魔法的に掛け合わせた存在とされています。
さらに身体には、何重もの複雑な魔術。
この二つを合わせて考えると、グリムの現在の姿や性質に何者かが意図的に関わった可能性は十分考えられます。
ただし、本編では「人工的に作られた生命体」と明言されているわけではありません。
現時点では、何者かによって身体に手を加えられた可能性があると考える程度にとどめるのがよさそうです。
誰が何のために魔術を施した?
さらに気になるのが、グリムに施されたブロット耐性です。
S.T.Y.X.でも、それが「呪い」なのか「祝福」なのかすら判断できませんでした。
もし誰かが意図的にグリムへブロット耐性を与えたのだとすれば、その人物は、グリムが大量のブロットに触れることを最初から想定していたのでしょうか。
そこでつながってくるのが、グリムが物語開始後ずっと口にしている「黒い石」です。
グリムはなぜ黒い石を食べる?
グリムの正体を考えるうえで、黒い石は避けて通れません。
グリムは物語の節目で、オーバーブロットやファントムに関係して残された黒い石を繰り返し口にしてきました。
6章では学園長から、黒い石についてブロットが結晶化したものではないかという説明もされています。
黒い石を「おいしい」だけで食べている?

グリム本人は、黒い石を食べ物のように扱っています。
しかし、ブロット由来と考えられる物質を、なぜグリムだけが平然と食べられるのでしょうか?
黒い石を食べたグリムには変化が起きている
物語が進むにつれて、グリムの様子にも変化が見られるようになります。
5章終盤では、様子がおかしくなったグリムが監督生を傷つける事態となり、その後の6章へつながりました。
そして黒い石そのものも、一度きりのアイテムではなく物語を通して繰り返し登場しています。
単なる「グリムの変わった好物」で終わる設定なら、ここまで長期にわたって描かれる必要はないはずです。
そのため、黒い石を食べ続けていること自体が、グリムの正体や今後の変化に関わる伏線と見ていいでしょう。
グリムはファントムと関係がある?
グリムの正体について考察されることが多いのが、ファントムとの関係です。

ファントムとの関係が疑われる理由
最大の理由は、やはりブロットです。
グリムはブロット由来と考えられる黒い石を食べ続けており、6章ではブロット蓄積量さえ正常に測定できませんでした。
ファントムもまた、オーバーブロットやブロットと深く関係する存在です。
そのため、グリムの身体やブロット耐性に、ファントムと似た仕組みが存在するのではないかという考察が生まれています。
「グリム=ファントム」とはまだ言えない
一方で、6章の解析で明らかになったグリムの身体は、「魔獣と何らかの動物を魔法的に掛け合わせた存在」とされています。
そのため現時点では、「何らかの動物=ファントム」と決めつけることもできません。
ファントムとの共通点は気になるものの、グリムそのものがファントムだと断定できる材料はまだないというのが現在の整理になります。
チュートリアルの怪物は未来のグリム?
そしてグリム最大の伏線として外せないのが、ゲーム開始直後のチュートリアルです。

チュートリアルでは、プレイヤーたちは巨大な謎の怪物と戦うことになります。
この怪物について長年考察されてきたのが、「未来のグリムではないか」という説です。
物語が進むほどグリムとのつながりが気になる
物語の序盤だけなら、チュートリアルの怪物とグリムの関係は、主に見た目などから推測されるものでした。
- 黒い石を食べ続ける
- グリムの様子に変化が起きる
- 6章でブロット状態の異常が判明
- さらに正体不明のブロット耐性まで見つかる
本編が進むにつれて、このようにグリムの怪物化を連想させる材料が増えています。
そのため現在では、チュートリアルの怪物を「大量のブロットを取り込んだ未来のグリムではないか」と考える説にも、ストーリー上の材料が増えてきました。
怪物=グリムはまだ確定していない
ただし、チュートリアルの怪物がグリムであると公式に明かされたわけではありません。
それでも、黒い石を食べ続けてきたグリムの変化や、6章で判明したブロットの異常を考えると、怪物=グリム説は無視できないものになっています。
チュートリアルの怪物の見た目や、キマイラ・グリマルキンなど「グリムの元ネタ」については、グリムの元ネタ考察記事で詳しくまとめています。
グリムはオーバーブロットするのか
チュートリアルの怪物=グリムだと仮定すると、次に気になるのが、「グリムもオーバーブロットするの?」という疑問です。
普通の魔法士とはブロットの状態が違う

通常の魔法士は魔法を使うことでブロットが蓄積し、限界を超えるとオーバーブロットを引き起こします。
しかしグリムの場合は、6章の時点ですでにブロット蓄積量を正常に測定できません。
しかも、自分が魔法を使用して生じたブロットだけでなく、外部から黒い石を食べて取り込んでいるという特殊な状況です。
そのため、グリムが今後暴走するとしても、これまでのオーバーブロット組とまったく同じ現象になるとは限りません。
黒い石による「別の怪物化」もあり得る
むしろ考えられるのは、大量のブロットを取り込んだ結果、グリム特有の怪物化が起こるという可能性です。
それがチュートリアルの巨大な怪物につながるのでしょうか。
そして、グリムに施されたブロット耐性は彼を守るためのものなのか、それとも大量のブロットを受け入れるためのものなのか。
「なぜグリムにはブロット耐性が必要だったのか」という疑問は、正体を解く大きな鍵になりそうです。
グリムの正体と8章|まだ残っている謎
メインストーリー8章「禁忌の執行人」は、2026年6月26日にChapter3が配信されました。
Chapter3時点では、グリムの出自や、誰が複雑な魔術を施したのかといった大きな謎には、まだ完全な答えが示されていません。
現在も残されている主な疑問を整理すると、次のとおりです。
- グリムに複雑な魔術を施したのは誰なのか
- 魔獣と掛け合わされた「何らかの動物」は何なのか
- ブロット耐性は呪いなのか、祝福なのか
- なぜグリムは自分の過去をほとんど知らないのか
- なぜ黒い石を食べたがるのか
- チュートリアルの怪物は本当にグリムなのか
こうして見ると、グリムの正体に関する謎は、まだ物語の根幹に残されたままです。
8章が進むにつれて、これらの伏線がどのようにつながっていくのか注目したいところですね。
グリムの正体について現在わかっていることまとめ
グリムの正体は、8章Chapter3時点でも完全には明らかになっていません。
しかし6章までの情報を整理すると、少なくとも次のことがわかっています。
- 魔獣と何らかの動物を魔法的に掛け合わせた存在
- 人間と同等の思考能力を持つ
- ブロット蓄積量を正常に測定できない
- 通常のブロットケアが効かなかった
- 何重もの強烈で複雑な魔術を施されている
- 1000年前の原始魔法クラスとされる魔術も含まれている
- ブロット耐性が呪いなのか祝福なのかすらわからない
- 黒い石を繰り返し食べている
6章で判明した検査結果だけを並べても、グリムが一般的な魔獣とはかなり異なる存在であることがわかります。
つまりグリムは、「正体について何もわからない」のではなく、答えにつながりそうなピースだけが少しずつ揃ってきている状態なのだと思います。
チュートリアルの怪物へ本当に変化してしまうのか。そして、いったい誰がグリムを現在の姿にしたのか。
物語の最初からずっと監督生の隣にいる相棒だからこそ、グリムの正体が明らかになる瞬間は、ツイステの物語そのものを大きく動かすことになりそうです。


