ツイステに登場するエース・トラッポラは、『ふしぎの国のアリス』に登場するハートのトランプ兵を思わせる要素がたくさんあります。
さらに「Ace(エース)」だけでなく、「Trappola(トラッポラ)」にもカードに関係する意外な元ネタが隠れている可能性があるんです。
一方で、ファンの間では以前から「エース裏切り者説」や「実はアリス要素もあるのでは?」という考察もあります。
そこで今回は、
- エースの元ネタは誰なのか
- エース・トラッポラという名前の意味
- 元ネタのトランプ兵との共通点・違い
- 裏切り者説は本当なのか
- アリス説はありえるのか
など、エースに隠された元ネタや謎をまとめて考察していきます!
※キャラクターの元ネタについては公式から個別に明言されていないものもあるため、一部考察を含みます。
ツイステのエース・トラッポラとは?
エース・トラッポラは、ハーツラビュル寮に所属する1年生です。
主人公と同じ新1年生で、公式プロフィールでは「要領が良く明るい性格だが、少し意地悪なところも」と紹介されています。デュースとは同じハーツラビュル寮1年生で、ライバル関係です。
最初は少し生意気で調子のいい印象がありますが、物語が進むほど仲間思いな部分や、周囲の状況を冷静に見ている一面も見えてきますよね。
軽そうに見えて意外と頭が切れる
エースといえば、お調子者で口が達者。
真面目で一直線なデュースとは対照的に、要領よく物事をこなすタイプです。
しかし、エースの魅力は単なる「陽気なムードメーカー」ではありません。
周囲が言いにくいことでもハッキリ口にしたり、相手の矛盾に気づいたりと、意外と物事を冷静に見ています。

ハーツラビュル編でも、周囲がリドルを恐れるなかでエースは理不尽なものを理不尽だと唯一声を挙げました。
この立ち位置は、後ほど紹介する元ネタのトランプ兵との大きな違いにもつながっています。
エースには年上の兄がいる
エースには年上の兄がいます。
兄はエースの考え方や過去にも少なからず影響している人物ですが、兄弟関係について掘り下げると元ネタから大きく離れてしまうため、ここでは割愛します。

エースの微笑ましい兄弟関係については、別記事でまとめています!

エースの元ネタは『ふしぎの国のアリス』のトランプ兵?

エースの元ネタとしてもっとも有力なのが、ディズニー映画『ふしぎの国のアリス』に登場するハートのトランプ兵です。
公式で明らかになっているのは、ハーツラビュル寮が『ふしぎの国のアリス』からインスパイアされた寮であることです。
エースには、
- 名前がトランプの「Ace」
- 左目の下にハートのマークがある
- ハーツラビュル寮に所属している
- ハートの女王を思わせる世界観のなかにいる
など、トランプ兵とのつながりを感じさせる要素がいくつもあります。
そのため、エースにはハートのトランプ兵がモチーフとして取り入れられている可能性が高そうです。
「エース」という名前はトランプのA
まず分かりやすいのが「Ace」という名前。
トランプのAをそのままエースと読みます。
Aは数字の「1」にあたるカードですが、ゲームによって扱われ方が異なり、キングより上の最高位になることもあります。
つまりエースというカードは、単純に「1番目」というだけではなく、ルールによって重要な位置に置かれるカードでもあるんですね。
ツイステのエースも1年生ながらストーリー序盤から主人公たちと行動する機会が多く、物語を動かす重要なポジションにいます。
名前だけでもかなりトランプらしいキャラクターです。
「トラッポラ」という苗字の意味
さらに気になるのが「Trappola(トラッポラ)」という苗字。
イタリア語の「trappola」には「罠・わな」という意味があります。
このことから、「エースは誰かを罠にはめるのでは?」「最後に主人公たちを裏切るのでは?」といった考察につながることもあります。
ただし、「Trappola=罠だから裏切り者」と考えるのは少し早いかもしれません。
調べていくとTrappolaには、もうひとつエースにピッタリな意味があることがわかりました。
「Trappola」という実在のカードゲームもある
実はTrappolaという名前の古いカードゲームが実在します。
Trappolaは16世紀ごろにはヴェネツィアで遊ばれていたことが確認されている、歴史の古いトリックテイキング系カードゲームです。
そして特に注目したいのがカードの順位。
A(エース)がK(キング)より上の最高位に置かれています。
さらに、獲得したカードとしてもAceは高い価値を持つため、Trappolaではかなり重要なカードとして扱われています。

エース・トラッポラという名前を考えると、かなり興味深いですよね!
「Ace」と「Trappola」が両方ともカードにつながり、そのTrappolaというゲームではエースが最高位。
Ace Trappola=カードに関係する言葉が二重に組み合わされた名前と考えることはできそうです。
単純に「トラッポラ=罠」と考えるより、エースというキャラクターにはカードゲームの意味もかなり重要になってきそうです。
元ネタのトランプ兵とエースの共通点・違い
エースにはハートのトランプ兵との共通点が多い一方で、性格や物語での立ち位置はかなり違います。
そして、この「違い」がむしろツイステらしいポイントです!
共通点はハート・トランプ・ハーツラビュル
『ふしぎの国のアリス』に登場するトランプ兵は、ハートの女王に仕える兵士たちです。
一方、エースが所属しているハーツラビュル寮も『ふしぎの国のアリス』をモチーフにしており、「ハートの女王」の厳格な精神を受け継ぐ寮として描かれています。
さらに、Aceというカード名、顔のハートマーク、ハートの女王を思わせる寮の世界観までそろっています。
最大の違いは「女王に従うか、反発するか」
ところが性格を見ると、エースとトランプ兵はむしろ正反対です。
『ふしぎの国のアリス』のトランプ兵たちは、気まぐれで恐ろしいハートの女王に逆らうことができませんでした。
一方、ハーツラビュル寮長のリドルは「ハートの女王」が作った不思議な法律を厳格に守る人物として描かれています。
そんなリドルに対して、エースは真正面から反発します。
周囲の寮生がリドルを恐れて従っている状況でも、「おかしいものはおかしい」と言えるのがエースなんですよね。
元ネタのトランプ兵は女王に従う存在。エースは女王を思わせる存在に反発するキャラクター。ここがかなり大きな違いです。
エースはトランプ兵らしいモチーフを持ちながら、物語での役割はむしろ反対側に置かれているとも考えられます。
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エースにまつわる「裏切り者説」とは?

エースについて調べていると、よく見かけるのが「エース裏切り者説」です。
結論からいうと、エースが裏切り者だと確定する公式情報はありません。
あくまで監督生の間で語られてきた考察のひとつです。
なぜエースに裏切り者説がある?
理由としてよく挙げられるのが、やはり「Trappola」という苗字です。
先ほど紹介したように、trappolaには「罠」という意味があります。
そのため、「エースというキャラクターそのものが罠なのでは?」という考察が生まれました。
またエースはゲーム序盤から主人公やグリムの近くにいるキャラクター。
明るくお調子者に見える一方で、周囲を冷静に見ている場面もあります。
そのギャップから「何か裏があるのでは?」と疑われやすかったのかもしれません。
ただし、Trappolaにはカードゲームの名前という意味もあります。
そのため「罠」という意味だけを理由に、エースが裏切ると断定することはできません。
裏切り者説を否定する材料もある?
むしろこれまでの物語を見ると、エースは主人公たちと長く行動をともにしてきました。
口が悪かったり素直ではなかったりするものの、本当に困った場面では仲間を見捨てないところもエースらしいですよね。
少なくとも、「最初から主人公を陥れる目的で近づいていた」と考えなければならないような決定的な情報は、現時点ではありません。
むしろ物語を重ねるほど、主人公・グリム・デュースたちとの関係は積み上がっています。
そのため、苗字の意味だけで「裏切り者」と決めてしまうのは難しそうです。
裏切り者説の真相はまだ不明
もちろん、今後のストーリーでエースに新しい秘密が明らかになる可能性までは否定できません。
ただ、現在分かっている情報だけなら、「エース=裏切り者」というより、Trappolaという名前には複数の意味が重ねられている可能性があると考える方が自然ではないでしょうか。
特に実在するカードゲームTrappolaまで含めて考えると、「罠」だけでは見えなかった名前の面白さが出てきますね。
白いバラを赤く塗るトランプ兵とエースの関係

本当は赤いバラを植えるはずだったのに、間違えて白いバラを植えてしまったトランプ兵たち。
ハートの女王に知られれば首をはねられてしまうため、必死になって白いバラを赤く塗ってごまかそうとします。
この「本当の姿を別の色で隠す」という場面から、エースにも何かを隠している一面があるのでは?と考察されることがあります。
エースも本当の自分を隠している?
普段のエースは軽口が多く、あまり深刻な顔を見せません。
かなり深読みにはなりますが、明るく軽い態度を、本心を隠すための「赤いペンキ」のようなものと見ることもできます。
ただし、これはあくまで元ネタから広げた考察です。
「エースは本性を隠している」「裏切るために演技している」裏切り者の伏線と考えるより、軽そうに見えて実は仲間や周囲をよく見ている、エースのギャップを象徴するモチーフくらいに捉える方が自然かもしれませんね。
エースとデュースの名前には対比がある?

エースを語るうえで外せないのが、同じハーツラビュル寮1年生のデュース・スペード。
公式でも二人はライバル関係と紹介されています。
そして名前を並べてみると、Ace=1 / Deuce=2と、数字がきれいに続いています。
Ace=1、Deuce=2
「deuce」はトランプなどで2を表す言葉です。
つまり、エース=1、デュース=2という組み合わせ。
さらに性格も対照的です。
エースは要領が良く、状況に合わせて立ち回るタイプ。
対してデュースは真面目で一本気な努力家として描かれています。
数字だけでなく性格まで対照的な二人が、同じハーツラビュル1年生として並んでいるのは興味深いですよね。
エースの元ネタには「アリス説」もある?

エースにはトランプ兵説だけでなく、「アリスの要素も入っているのでは?」という考察もあります。
結論からいうと、エース=アリスと断定できる公式情報はありません。

ただ実際に不思議の国のアリスを視聴すると、『確かにアリスっぽいかも』と思う部分はありました。
アリス説が出る理由
アリスとエースに共通しているのが、ハートの女王を思わせる存在の理不尽さに反発する立場です。
『ふしぎの国のアリス』では、周囲の住人たちがハートの女王を恐れています。
そんななか、アリスは女王の理不尽さに疑問を持ち、最後には真正面から立ち向かいます。
ハーツラビュル編のエースも似ています。
周囲の寮生がリドルを恐れているなかで、理不尽なルールや振る舞いに対して強く反発しました。
「女王に従う世界のなかで、女王に異を唱える」という役割だけを見ると、トランプ兵よりもアリスに近いんですよね。
トランプ兵説とアリス説は両立する?
「じゃあエースの元ネタはトランプ兵じゃなくてアリスなの?」と思ってしまいますが、どちらか一方に決めなくてもよさそうです。
名前・ハートマーク・所属する寮などのモチーフはトランプ兵寄り。物語上の役割にはアリスを思わせる部分がある。
ツイステでは、元ネタとの共通点だけでなく、異なる役割や複数のモチーフを思わせるキャラクターも見られます。
そのためエースについても、「ハートのトランプ兵を中心に、アリス的な役割も重ねられているのでは?」と考えることはできそうです。
ツイステアニメでもエースの元ネタに注目
『ディズニー ツイステッドワンダーランド ザ アニメーション』シーズン1「エピソード オブ ハーツラビュル」でも、エースはハーツラビュル編の主要キャラクターとして登場します。
アニメ版でもエース役は山下誠一郎さんです。
ハーツラビュル編は、リドルが「ハートの女王」のルールを厳格に守る人物であることが物語の大きなポイント。
だからこそ、女王に従うトランプ兵がモチーフと考えられるエースが、そのリドルに反発するという構図に注目すると、また違った見方ができます。
元ネタを知ったあとにアニメを見ると、ハート・トランプ・バラなどのモチーフにも気づきやすくなりそうです。
エースの元ネタを知るなら『ふしぎの国のアリス』もおすすめ
エースの元ネタをもっと深く知りたいなら、ディズニー映画『ふしぎの国のアリス』を見てみるのもおすすめです。
ハーツラビュル寮そのものが『ふしぎの国のアリス』からインスパイアされているため、エースだけでなくリドル・デュース・トレイ・ケイトなど、寮全体のモチーフを探す楽しみがあります。
特にエースを見るなら、
- ハートのトランプ兵
- 白いバラを赤く塗る場面
- ハートの女王とアリスの関係
あたりに注目です。
ツイステを先に知っている状態で見ると、「これハーツラビュルで見たやつだ!」という発見がかなりありますよ。
\ 元ネタを知ってツイステをもっと楽しむなら /
まとめ
今回は、エース・トラッポラの元ネタや裏切り者説について考察しました。
エース個人の元ネタは公式に明言されていませんが、
- ハーツラビュル寮は『ふしぎの国のアリス』がモチーフ
- Trappolaには「罠」という意味がある
- Trappolaという実在のカードゲームもあり、Aceが最高位
- 元ネタのトランプ兵とは「女王に従う/反発する」という違いがある
- 物語での役割にはアリスを思わせる部分もある
など、調べれば調べるほどカードと『ふしぎの国のアリス』につながる要素が見えてきます。
トランプ兵なのに、女王に従わない。
名前はカードそのものなのに、「罠」という意味まで持つ。
そんな元ネタとの“ねじれ”を知ると、エース・トラッポラというキャラクターがさらに興味深く見えてきますね。



