『ディズニー ツイステッドワンダーランド』に登場するトレイ・クローバーは、ハーツラビュル寮の副寮長です。

お菓子作りが得意で面倒見もよく、個性派ぞろいすぎる寮生たちを支える常識人のようにみえます。
ところが、トレイの元ネタを調べてみると、単純に「優しいお兄さん」で終わるキャラクターではないことが見えてきます。
名前やユニーク魔法には、ディズニー映画『ふしぎの国のアリス』に登場するトランプ兵との強いつながりがあります。
さらに、お茶会や食べ物の設定には、マッドハッターを思わせる要素も含まれているようです。
この記事では、トレイの基本モチーフである「クラブの3」に加え、マッドハッター説やユニーク魔法の意味、リドルとの関係までわかりやすく考察していきたいと思います!
トレイの元ネタは何?
トレイ・クローバーの最も有力な元ネタは、ディズニー映画『ふしぎの国のアリス』で白いバラを赤く塗っているトランプ兵です。
名前を分けて見ると、「Trey」はカードやサイコロの3、「Clover」はトランプのクラブを連想させます。
さらに、トレイのユニーク魔法は「薔薇を塗ろう」。映画でトランプ兵たちが白いバラを赤く塗っていた場面と、はっきりつながっています。
そのため、トレイの基本モチーフがクラブの3であると考えてよいでしょう。
ただし、トレイにはトランプ兵だけでは説明しにくい設定もあります。
お茶会を支える立場、お菓子作り、からしが苦手なこと、チェーニャとの関係などには、マッドハッターを思わせる部分も見られます。
元ネタはクラブの3のトランプ兵

トレイの名前とユニーク魔法を合わせて考えると、元ネタは「クラブの3」のトランプ兵である可能性が高いです。
ディズニー映画『ふしぎの国のアリス』では、ハートの女王に仕えるトランプ兵たちが登場します。
白いバラを間違えて植えてしまった兵士たちは、女王に知られないよう、慌てて赤いペンキを塗り始めました。
この場面に登場するトランプ兵の一人が、クラブの3です。
名前と寮服が「クラブの3」を表している
「Trey」という単語には、トランプやサイコロの「3」という意味があります。
そして「Clover」は、そのまま読むとクローバーです。クローバーの形は、トランプのクラブにも似ています。
つまり、名前を組み合わせると、
「Trey=3」
「Clover=クラブ」
となり、「クラブの3」を表していると考えられます。
ハーツラビュル寮の主要メンバーは、それぞれトランプの数字や絵札を思わせる名前を持っています。
エースは「A」、デュースは「2」、トレイは「3」、ケイトは「4」を連想させるため、トレイだけ偶然という可能性は低いでしょう。
寮服にもそれぞれを象徴するスートのマークが使われており、トレイにはクローバー型のクラブが割り当てられています。
ハートの女王に仕えるトランプ兵との共通点
トレイはハーツラビュル寮の副寮長として、寮長であるリドルを支えています。

『ふしぎの国のアリス』のトランプ兵も、ハートの女王に仕える家来です。
もちろん、トレイはただ命令に従うだけの兵士ではありません。寮生たちをなだめたり、お茶会の準備をしたり、リドルと周囲の間を取り持ったりしています。
それでも、女王を思わせるリドルのそばで、秩序を維持する立場にいる点はトランプ兵と重なります。
しかしリドルのやり方に問題があると気づきながら、真正面から止められなかったところには、「支配者に従う家来」という構図がうっすら残っているように見えます。
ユニーク魔法「薔薇を塗ろう」の元ネタ
トレイのユニーク魔法「薔薇を塗ろう(ドゥードゥル・スート)」は、クラブの3とのつながりを示す大きな手がかりとなりそうです。

この名前は、『ふしぎの国のアリス』の有名な場面をそのまま連想させています。
元ネタは白いバラを赤く塗るトランプ兵
ディズニー映画では、トランプ兵たちが誤って白いバラを植えてしまいます。
ハートの女王が好きなのは赤いバラ。間違いが知られれば、どのような罰を受けるかわかりません。
そこで兵士たちは、白いバラに赤いペンキを塗り、最初から赤かったように見せようとします。

このシーンはツイステのストーリーにもでてきますよね!
リズミックにもなっていてとても印象的です。
トレイのユニーク魔法名「薔薇を塗ろう」は、この場面が元ネタだと考えてよいでしょう。
魔法名の「スート」は、トランプのマークや種類を表す言葉です。トレイがトランプ兵をモチーフにしていることを、名前の面からも補強しています。
性質を上書きする能力とトレイの性格
「薔薇を塗ろう」は、物の色だけを変える魔法ではありません。
対象が持つ性質を、別の性質で一時的に上書きすることができます。
たとえば、味やにおい、魔法の効果などを塗り替え、本来とは違うものとして扱えるのです。
白いバラを赤く塗る行為も、バラそのものを植え直しているわけではありません。中身は白いまま、外側だけを赤く見せています。
この特徴は、トレイの普段の立ち回りにも少し似ていませんか?
トレイは、問題を力ずくで根本から変えるより、その場が荒れないように調整することが多く、上手い人物です。
リドルの厳しい規則をなくすのではなく、寮生たちをなだめて従わせる。対立をはっきり表に出すのではなく、自分が間に入って場を収める。
それは優しさでもありますが、問題を覆い隠してしまう危うさもあるのかもしれません。
トレイにはマッドハッターの要素もある?

トレイの基本モチーフはクラブの3ですが、マッドハッターの要素も入っているのではないかと考えられています。
マッドハッターは、『ふしぎの国のアリス』に登場する風変わりな帽子屋。
三月ウサギたちと終わりのないお茶会を続けており、映画の中でも強烈な印象を残しています。
性格だけを見ると、落ち着いたトレイと騒がしい帽子屋は正反対ですが、お茶会を中心に細かな設定を拾っていくと、いくつか気になる共通点があります。
お茶会・お菓子作りにまつわる共通点
トレイはハーツラビュル寮のお茶会で、タルトやケーキを作っています。
お茶会の中心にいるという意味では、マッドハッターと近い立場ですが、マッドハッターが場をかき回す側なのに対し、トレイはお茶会を準備し、混乱を防ぐ側。
同じお茶会モチーフを持ちながら、役割は反対になっています。
実家がケーキ屋であることにはトレイ自身の家庭環境も関係していますが、ハーツラビュルのお茶会を支える人物として、とてもよく合う特徴です。
また、トレイの嫌いな食べ物はからし。
ディズニー映画には、マッドハッターが壊れた時計を直そうとする場面で、からしを拒む描写があります。
トレイのプロフィールに、「からしが嫌い」と設定されていることを考えると、映画の場面を意識している可能性はありそうです。
チェーニャとの関係も帽子屋説の根拠?
トレイは、ロイヤルソードアカデミーに通うチェーニャと幼なじみです。
チェーニャは、姿を消したり体の一部だけを現したりすることから、チェシャ猫をモチーフにしたキャラクターと考えられています。
『ふしぎの国のアリス』の中で、チェシャ猫とマッドハッターは別々の登場人物です。
「チェーニャと仲がよいからトレイは帽子屋」と単純に決めることはできませんが、チェシャ猫モチーフのチェーニャがトレイと深く結びついている点は、帽子屋説を考えるうえで無視できない要素です。
物語の序盤では、チェーニャの言葉や行動がトレイたちの過去につながるきっかけになります。
チェーニャとの関係は、帽子屋説の決定的な証拠ではありませんが、『ふしぎの国のアリス』のお茶会周辺のキャラクターを連想させる仕掛けの一つなのかもしれません。
\ 元ネタを知ってツイステをもっと楽しむなら /
リドルとの関係にも帽子屋モチーフが隠れている?

トレイとリドルの関係には、マッドハッターの「時間が止まったお茶会」と重なって見える部分があります。
原作のマッドハッターは、時間とけんかをしたことで、時計が午後6時から進まなくなっています。
ずっとお茶の時間が続き、同じようなやり取りを繰り返すことに。
トレイとリドルも、幼いころから抱えていた問題を解決できないまま、長い時間を過ごしていました。
問題を止められなかった
トレイは、幼いころからリドルの家庭環境や苦しさを知っていました。
リドルが規則に厳しくなった理由を、ほかの寮生より深く理解していた人物でもあります。

だからこそ、リドルを責めるのではなく、なるべく支えようとしていたのだと思います。
しかし、リドルが間違った方向へ進んでいると気づきながら、トレイは強く止められませんでした。
寮生が不満を持っても間に入り、リドルのやり方を変えるより、周囲をなだめることを選んでいます。
これは決して、トレイが冷たいからではありません。
リドルを否定すれば、幼いころの出来事や自分自身の後悔にも向き合わなければならないからだと考えます。
トレイは穏やかに問題を処理できる反面、深い部分に踏み込むことを避けてしまうところがあります。
支えているように見えて、結果的にはリドルが変わる機会を遠ざけていたともいえるのかもしれません。
「終わらないお茶会」のように止まっていた関係
トレイとリドルは幼なじみですが、心から何でも話せる関係ではありませんでした。
幼いころ、トレイとチェーニャはリドルを外へ連れ出し一緒に遊びましたが、その出来事をきっかけにリドルは母親から厳しく叱られ、3人は離れ離れになってしまいます。
学園で再会してからも、過去の後悔を言葉にしないまま、副寮長としてリドルを支え続けています。
時間は流れているのに、2人の関係だけは幼いころの出来事で止まっていたのです。
この状態は、同じ時間を繰り返すマッドハッターのお茶会と少し似ていると思いませんか?
「お茶会の中心人物でありながら、時間の止まった関係を抱えている」という点は、帽子屋モチーフを考えるうえで興味深い共通点だと思います。
トレイの性格に表れる二重モチーフ
トレイは、ツイステの登場人物の中でも特に「普通の人」に見えやすいキャラクターです。
料理や家事が得意で、周囲への気配りもできます。

暴走しやすい寮生を落ち着かせ、後輩の相談にも乗ってくれるため、頼れる副寮長という印象があります。
常識人に見えて実は食えない
トレイは、人との距離の取り方がとても上手だと思うシーンがいくつもありました。
相手を怒らせないように話し、場の空気を読みながら、本音をすべて見せるタイプではないように見えます。
善悪がわかったうえで「今は黙っておく方が賢明だ」と判断できる人物。
この少しつかみにくい性格は、風変わりで予想のつかないマッドハッターとも、別の方向から重なります。
帽子屋のように大騒ぎはしませんが、トレイも見た目ほど素直でわかりやすい人物ではないのかもしれません。
「普通」を好み、表面を整える二面性
トレイは、目立つ役割を積極的に求めるわけではなく、周囲から頼られても「大したことではない」という素振りを見せています。
実際のトレイは副寮長を務め、料理も勉強も魔法もそつなくこなせる人物で、ユニーク魔法も使い方次第で非常に強力です。
そんなトレイが「普通」にこだわるのは、目立ちたくないというだけでなく、重い責任から距離を置くためなのかもしれません。
リドルの問題についても、自分が中心になって変えようとはせず、周囲を調整する立場にとどまりました。
トレイは状況を整える力に優れていますが、きれいに整って見えることと、問題が解決していることは同じではありません。

トレイのユニーク魔法と生き方には、こうした共通点があるように思えます。
頼れる常識人でありながら、衝突を避けるために本音や問題を覆い隠すこともある、ということがわかります。
この二面性があるからこそ、トレイは物語の中で印象に残るキャラクターになっています。
「普通」にこだわるのはなぜ?

トレイは、周囲から頼られる能力を持ちながら、自分のことを特別な人物として見せたがりません。
トレイが普通にこだわる背景には、目立つことや責任を背負うことへの警戒があるのかもしれません。
リドルとの過去が責任を避ける理由になった?
トレイが強く前へ出ない理由には、リドルとの幼少期の出来事も関係していると考えます。
トレイにとっては、よかれと思ってした行動が、リドルを苦しめる結果につながってしまったのです。
この経験から、自分が誰かの人生に強く関わったり、相手を変えようとしたりすることを避けるようになった可能性があります。
1章を経て「普通」の殻から少し踏み出した
メインストーリー1章では、トレイも自分の態度に問題があったことを認めています。
リドルの事情を知っていたからこそ甘やかし、間違いを止めずにいた。その結果、リドルだけでなく、寮生たちも苦しむことになりました。
トレイは、周囲をなだめて表面を整えるだけでは、本当の意味で相手を助けられないと気づきます。
リドルに向き合い、自分の責任を言葉にしたことは、止まっていた関係を動かす大切な一歩となりました。
過去への後悔、責任を負うことへの怖さ、誰かを傷つけたくないという優しさが重なった結果だと考えられます。
そして、その複雑さこそが、トレイをただの頼れる副寮長では終わらせない魅力になっています。
まとめ
トレイ・クローバーの最も有力な元ネタは、ディズニー映画『ふしぎの国のアリス』に登場するトランプ兵です。
頼れる常識人に見えて、実は本音を隠し、問題との距離を慎重に調整しているトレイ。
元ネタを知ると、穏やかな副寮長の奥にある複雑さまでも魅力的に見えてきます。

ぜひ不思議の国のアリスを視聴して、トレイとの一致を探してみてください。
さらに深くツイステが楽しめるようになりますよ!
\ 元ネタを知ってツイステをもっと楽しむなら /




